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キヤノンマーケティングジャパン 新データセンター建設開始
2019.02.25 18:22
キヤノンマーケティングジャパン(東京都港区)とキヤノンITソリューションズ(東京都品川区)は、「西東京データセンター新棟」の建設を3月1日より開始する。2020年夏のサービス稼働開始を目指す。
データセンターを中核としたITインフラサービス事業をさらに強化し、データセンターサービスやクラウドサービス、システム運用サービスなどのストック型ITサービス事業を拡大する。
西東京データセンター新棟は、延床面積1万7107㎡、鉄骨造、高さ28・10m(軒高)、地下2階地上3階の建物で、2880ラックの収容と25MVAの受電容量に加え、高性能なファシリティと厳重なセキュリティを備えている。またキヤノンITソリューションズは2017年に「M&O認証」を取得。高い運営品質は新棟においても提供される。
西東京データセンターを中心とするクラウドサービス事業においては、自社クラウドサービス「SOLTAGE」のみならず、外部クラウドサービスと組み合わせたハイブリッドクラウド環境など、利用者に最適なインフラ基盤を提供する。システム開発やセキュリティ運用、システム運用などの経験・ノウハウを生かして提供されるアウトソーシングサービスにより、利用者のクラウドシフトを全方位で支援する。
キヤノングループが有する顔認証技術や画像処理技術、手書き文字認識技術、言語処理技術にAIの技術を組み合わせることで、採点結果の自動集計、顔認証サービス、収穫量予測といったサービスを提供しており、金融・製造・流通のみならず農業・教育といった分野でも新たなサービスを開発する。また、これら各種サービスや様々なデバイスからデータセンターに集まる膨大なデータを蓄積、分析、予測、活用することで、新たなサービスや顧客価値の創造を目指す。
キヤノンマーケティングジャパングループは、グループITソリューション事業全体の売上高を2018年実績の1977億円から2025年までに3000億円まで引き上げる計画。このうちデータセンターサービスやクラウドサービス、システム運用サービスなどのストック型ITサービス事業においては、2018年実績で30%の売上比率を2025年までに40%の売上高1200億円まで拡大する予定。