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「ルーロ合志」プロジェクト始動
2019.03.04 17:18
市庁舎をテナントビルにリノベーション
オフィスやラウンジ、コワーキングを整備
こうし未来研究所(熊本県合志市)が、熊本県合志市の旧庁舎をテナントビルリノベーションする。
同社は熊本県合志市との管理協定に基づき、「地域に新たな雇用と地域産業の場を創出すること」を目的として、旧庁舎を解体することなく、公民連携により賃貸可能なテナントビルに用途変更のうえ再整備することになった。
建物は都市計画法上の市街化調整区域に立地するため、新築の大規模オフィスビルを建築することができない。市は熊本県と協議し、県内初となる熊本県開発審査会付議事項取扱方針第34号「市町が保有する建築物の貸し付けに係る用途変更」の申請を実施し、許可を得たもの。
利活用の手法は、市が所有者のままこうし未来研究所に貸し付ける「サブリース方式」を採用。こうし未来研究所がテナント募集、施設運営及び維持管理を実施する。
リノベーションにあたっては地域の人々から「役場」と呼ばれ親しまれた「トロフィービル(象徴的建物)」としての価値を承継し、企業進出や雇用創出、創業や女性の活躍支援といったビジネス環境を提供する。また市民ラウンジやコワーキングスペースを整備し、日常的に地域住民や事業者が立ち寄り「交流できる空間」を創出する。
こうし未来研究所は、公共公益施設の活用・管理運営事業やエリアマネジメントを行うことを目的として市及び民間企業等の出資により2015年に設立したまちづくり会社で、2018年には都市再生特別措置法に基づき、市から都市再生推進法人の指定を受けた。今後、合志市における公民連携の推進役として事業に取り組んでいく。
プロジェクト名の「ルーロ合志」という名前は、時代が変わり西合志庁舎が新しくなっても、昔から地域に親しまれた西合志であることを未来に残したいという思いからルーロと名付けた。
今回のプロジェクト始動に併せて、入居希望者の募集及び現地見学会を開始する。現地見学会は今月5日から12日まで。入居希望者の募集は先月22日から始まり、今月15日まで。