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野村不動産ら4社が再開発に参画 名古屋・錦二丁目の市街地再開発が始動
2019.03.11 17:44
野村不動産(東京都新宿区)、旭化成不動産レジデンス(東京都千代田区)、NTT都市開発(東京都千代田区)、長谷工コーポレーション(東京都港区)は、「名古屋」駅と栄の中間に位置する伏見・錦二丁目エリアで地権者や地域住民と推進している「錦二丁目7番第一種市街地再開発事業」について、今月6日に施設建築物の新築工事に着手したと発表した。
計画地区は「名古屋」駅より東方向に約1・5km、地下鉄桜通線・鶴舞線「丸の内」駅及び地下鉄東山線・鶴舞線「伏見」駅から徒歩3分以内の距離にあり、名古屋市がめざす「2核1軸構造」における名駅エリアと栄エリアをつなぐ伏見エリアに位置している。
周辺ではかつて日本三大繊維問屋街に数えられるほどの発展を遂げたが、産業・流通構造の変化等により、現在は空きビルや駐車場が増加。このような状況下で、地元住民・企業はまちづくり協議会を設立し、新たなまちづくりとして継続的なイベント実施や、都市の低炭素化に貢献する低炭素モデル地区事業としての位置づけ等の活動が多面的に進められた。
さらに、まちの将来像として地元主体で「まちづくり構想」を策定。居住機能等の新たな機能が付加され融合することによる、複合市街地としてのまちづくりの展開が期待されている。
同事業は、「まちづくり構想」に掲げられた土地利用転換による都心居住の促進を図るとともに、それを支える生活サービス機能の導入を図る。また、錦二丁目地区の賑わいを持続的に展開するためのエリアマネジメント活動拠点を整備するとともに、かつての人々の交流の場を再生・創出することで、低層部の連続的な賑わいと交流、回遊性を向上させる。
今後、同プロジェクトは2021年度の竣工を目指し、事業を進めるとしている。