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綜合警備保障/三菱地所 大丸有地区の所有ビルで警備ロボット導入

2019.03.11 17:28

 綜合警備保障(東京都港区)は、三菱地所(東京都千代田区)が大手町・丸の内・有楽町地区に所有及び運営管理するビルへ、SEQSENSE(東京都渋谷区)のロボットを導入する。今後、SEQSENSEの自律移動型ロボットに同社の警備ノウハウを提供し、きめ細かい対応ができるロボット開発の支援を実施する。具体的には、ALSOK東京(東京都千代田区)が実際に常駐警備を提供している三菱地所関連ビルの常駐警備の効率化を目的として、同社の「REBORG-Z」のみならず、SEQSENSEのロボット「SQ-2」も導入する。
 今回の導入は年内のロボット運用開始を皮切りに、2020年には大丸有地区の多くのビルに導入し、ロボットを活用した次世代型の警備システムの確立、その後の日本全国での様々な施設での運用を見据えた3社協力体制の第一弾。
 従来、警備員を配置していた場所に遠隔監視・自律移動機能を備えたロボットを導入することで、将来的な警備員不足への対応を進める。自律移動性に優れたシークセンスのロボット「SQ-2」と、コミュニケーション機能が充実した同社の「REBORG-Z」を組み合わせ運用することで、これまでにない新しいロボット警備システムを構築することが可能。この大丸有地区での取り組みを機に、同社は、長年培った警備ノウハウを提供してSEQSENSEのロボット開発を支援し、三菱地所は、これまで蓄積してきた建物運営管理者としての知見を提供し、更に大丸有地区で実験を重ねてきたAI、IoT等の新技術と組み合わせることで、今後3社は将来的な外部への提供も見据えて、人手不足社会の到来にも打ち勝つ、最先端テクノロジーによるソリューション構築を目指すとしている。




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