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起業家・副業者向けバーチャルオフィス 神戸・飯田橋で同時オープン
2019.03.11 17:30
全国27拠点でバーチャルオフィス「ワンストップビジネスセンター」を展開するMOOR(東京都港区)は、起業家・副業者の支援を目的に、「ワンストップビジネスセンター 神戸店」および、「ワンストップビジネスセンター 飯田橋店」の2店舗を今月7日に同時オープンした。神戸店は「ワンストップビジネスセンター」として兵庫県初出店となる。
近年、専業や副業を含めたいわゆる「フリーランサー」は2018年には1100万人を超えたといわれ、2016年対比で22%増と着実に増加傾向にある。2013年には日本経済のさらなる活性化のため、官民一体となり個人の起業をサポートし、開業率を10%まで引き上げたいという目標が、いわゆるアベノミクス成長戦略「日本再興戦略」に初めて明記されている。この目標は2018年版の成長戦略「未来投資戦略」にも引き継がれている。しかし、いまだに日本の開業率は5・2%と国際的に比較してもまだ低い状況。開業率を引き上げるためには、起業についての周知や認知を徹底する必要があるなど、課題が山積みである。
「ワンストップビジネスセンター」はこれまで全国で述べ1万社以上の起業家や事業家に利用され、起業家支援を行った。これまでの顧客の中には株式の新規上場や大手企業への事業売却などの功績を上げた人もいる。同センターのスタッフも起業経験者、フリーランサーが多く在籍するため、豊富なアドバイスが可能。今回新しくオープンする「ワンストップビジネスセンター 神戸店」、「ワンストップビジネスセンター 飯田橋店」でも、実績に基づいた支援で起業家ならびに副業者のサポートを行うとしている。
同施設のサービスは、法人登記利用が可能な住所利用、郵便保管・転送、電話番号のご契約・電話対応業務など、プランによって違う必要なものを選択可能。また、契約した店舗以外の全国の店舗の会議室利用も可能。各種オプションサービス(ホームページ制作サービスやオリジナルのファックス番号の取得など)も用意している。
また、同社では全国での起業家向けのサービスオフィス運営のノウハウやネットワークを生かし、全国規模でのバーチャルオフィスサービス展開を拡充している。初期投資やランニングコストに悩みがちなスタート段階の事業の運営支援を行い、今後の経済活性化を担う起業家・副業家の輩出と育成を目指す。