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リコー 岐阜支社で省エネ認証を取得 太陽光発電や蓄電装置を導入

2019.03.18 14:28

 リコージャパン(東京都港区)は、脱炭素社会の実現と、事業運営を100%再生可能エネルギーで行う「RE100」の達成に向けた取り組みの一環として、今回竣工した岐阜支社の新社屋において、正味で75%以上の省エネルギーを達成し、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)で定める「Nearly ZEB」の第三者認証を取得した。
 岐阜支社では、太陽光発電や蓄電装置の導入による再生可能エネルギーの創出や活用の促進と、照明・空調制御システムや断熱建材・断熱ガラスなどの活用により、快適性と徹底した省エネルギーの両立を実現した。また、支社長用車両として新たにEV(電気自動車)を採用し、CO2排出量を削減するとともに、災害時のBCP対策としてEVを非常用電源としても活用する。同社では、この新社屋を省エネモデル事業所として、"まるごとショールーム"として活用し、自社で取り組んだ実践ノウハウを顧客に提供することで、顧客とともに、脱炭素社会の実現やSDGsの達成に向けた取り組みを加速する。
 さらに同社では、この取り組みを全国に拡大し、今後新設する自社所有もしくは一棟借りの社屋を、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)で定める「ZEB Ready」基準相当以上に省エネ化し、省エネモデル事業所として展開するとともに、2025年度までに、全国の支社長および役員用のすべての車両をEV(電気自動車)またはPHV(プラグインハイブリッド自動車)に切り替える。




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