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TOA フルHD画質の防犯カメラシステム発売

2019.03.18 14:17

従来のアナログカメラの約6倍の高精細映像
 TOA(神戸市中央区)は、高画質の防犯カメラシステム「AHDカメラシステム」を拡充し、「壁掛型AHDレコーダー 16局」を今月12日に発売した。
 AHDカメラシステムは、AHD(Analog High Definition)規格を採用し、従来のアナログカメラシステムの約6倍(同社比)にあたるフルHD画質(1920×1080ピクセル)の高精細映像を撮影可能な防犯カメラシステム。配線の線材種別や延長可能距離について、従来システムとの互換性を確保しており、既設アナログカメラの配線をそのまま利用し、高画質なカメラシステムへの置き換えが可能。このたび、録画装置1機種を発売し、システムを拡充した。
 新商品はカメラ映像の録画機能、閲覧用の液晶モニター、カメラに電源を供給するカメラドライブユニットを、省スペースの壁掛型筐体に一体化。店舗のバックヤードなど狭いスペースにも設置でき、「見る」、「撮る」、「再生する」という防犯カメラシステムの基本的な機能をオールインワンで利用できる。
 接続可能なのは同シリーズのAHD方式のカメラに加え、従来品のNTSC方式のカメラ。カメラ方式の違いは同機が自動で判別する。AHD方式のカメラを接続した場合、カメラメニューの設定も可能。従来品壁掛型レコーダー16局とは横・縦のサイズ(450mm×480mm)、取付穴の位置と寸法が同じため、リニューアルに最適。映像の確認は、内蔵の15・6型ワイド液晶モニターに加え、外部のHDMIモニター用出力、NTSC映像出力も装備。拡張性に優れている。加えて、遠隔監視にも対応し、ネットワーク経由でパソコンやスマートフォンから同機へのアクセスが可能。外出先からライブ/再生映像の確認、カメラの旋回やズーム機能を備えたコンビネーションカメラの制御、録画設定などが行える。録画用ハードディスクは4テラバイトを搭載し、長時間録画に対応。フルHD画質の映像を、最大で約2カ月間、録画し続けることが可能となっている。
 主な市場として小規模店舗や病院、オフィス、マンション、学校などの防犯用途、多店舗展開するチェーン店などの遠隔監視用途。及び従来品壁掛型レコーダー8局、16局のリニューアルに最適とされている。




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