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野村不動産 金沢市内の市街地再開発事業に参画 準備組合とともに事業化目指す
2019.04.01 18:04
野村不動産(東京都新宿区)が金沢市内で進められている「片町四番組海側地区市街地再開発事業」に参画する。
同事業は「金沢」駅を最寄りとし、市内の中心市街地に位置した場所で検討が進められている市街地再開発で、片町四番組海側地区市街地再開発準備組合(東京都港区)が推進している。
事業計画地は2015年に北陸新幹線が開業した金沢市の中心市街地に位置し、兼六園や武家屋敷などの歴史文化遺産が数多く分布するほか、金沢21世紀美術館やにし茶屋街などの地域資源に囲まれた多様な魅力を持つ。また市内屈指の商業集積地であり、「金沢」駅から計画地に繋がる幹線沿いには数多くの再開発事業によって商業施設が誕生しており、多くの人々が集う地域でもある。さらに金沢市の定める「金沢市集約都市形成計画(立地適正化計画)」において、都市機能や居住機能の誘導を図り居住等の都市機能の充実と人口密度を維持するべき地域に位置付けられている。
金沢市における地区の位置付けを踏まえたうえで、商店街と観光資源を繋ぐ街の連続性を意識した都市機能の構築、金沢の個性と魅力を発信する交流拠点づくりを検討するため、2018年3月に市街地再開発準備組合が設立された。今後は都市計画決定を経て、早期の同組合設立を支援する。施行区域や施設用途・規模などは、今後、権利者や行政と協議するが、「金沢片町」という優れた立地特性にふさわしい適切な高度利用及び都市機能の充実を図る。同社は、デベロッパーとして培った街づくりのノウハウを活用し、権利者や行政の皆様と共に、金沢の新たな顔となる街づくりに協力する。
野村不動産では「静岡駅前再開発事業」「岡山駅前再開発事業」「福島駅前再開発事業」などの地方中核都市における再開発への参画が決まっており、今回の「片町四番組海側地区再開発事業」の参画はこれらに続くもの。今回の事業においても、行政、地権者と協力しながら、同社グループの総力を結集し、総合デベロッパーとして培ったノウハウを最大限活用し、環境と調和した街と空間を創り育むことにより、都市の再生や地域の発展に貢献できるよう取り組むとしている。