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Liberaware 狭所・高所の建物点検サービス

2019.04.01 17:35

手のひらサイズの小型ドローンを活用 点検の質向上と負担軽減を両立

 産業分野に特化した小型産業ドローンの開発を行うLiberaware(千葉市若葉区)は、4月上旬より屋内の狭所空間で利用できる点検用ドローンのレンタル事業を開始する。
 レンタルされるのは手のひらサイズの超小型ドローン。プラント内部や高所など人が行きにくい場所の状況把握が可能となり、足場を組むなどの作業も削減できる。ドローンは床下や天井裏・配管路等屋内の狭所空間でも利用でき、作業者の負担軽減、点検の質向上、インフラ設備の老朽化への対応や防災・減災などの効果が見込める。
 機体貸与や現場での操作はLiberawareの代理店が行う。撮影した映像データからパノラマ画像を生成し、合成することにより、ワンストップで点検データを生成する。過去に撮影した同じ点検場所の映像を時系列で管理することで、経年変化を把握することができ、劣化箇所の交換/修理の見通しも可能。老朽化への対応や防災・減災への効果も期待できる。
 ドローンは、「エアモビリティ社会」の実現に向けたロードマップが政府で閣議決定されるなどますます注目を集めている一方、高機能のドローンは高価かつ国交省への利用申請が必要な大型のものに限られており、現状では導入の障壁が高い。
 Liberawareでは今回の事業開始にあたり、昨年から大手鉄鋼メーカと共に施設内の暗所・高所・狭所空間でのドローンによる点検を実施し、その有用性を確認した。
 Liberawareは事業を通じて、小型産業ドローンの普及によるプラント・インフラメンテナンスの効率化および質の向上など社会課題の解決に貢献するとしている。




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