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ブロックチェーンロックがスマートロック発表 公共ロッカーの開発なども進める
2019.04.15 12:56
認知度が増したスマートロック。業界で空間ビジネスが広がりを見せる中で活用事例も増えている。そのなかで、支払い機能なども付与しようとブロックチェーンと連動したスマートロックが登場。今後の主流になるだろうか。
新しいスマートロックの形になるだろうか。
IoTとブロックチェーンの技術を利用したアクセス権管理プラットフォームを提供するブロックチェーンロック(東京都千代田区)は8日、「サービス+デバイス」の新ブランドである「KEYVOX」を発表するとともに、高信頼型スマートロック「BCL-XP1」の発売、クラウド型アクセス権コントロール・ビジネスサービス「KEYVOX Pro」、「KEYVOX Lite」の先行申込みの受け付けを開始するとともに、同日、記者会見を開催した。
同社は2018年3月に創業。ミッションとして「そのカギが未来への扉を開く。」を掲げ、デバイスとソフトウェアの開発を担う。代表の岡本健氏は「レンタルスペースやシェアオフィス、民泊など空間を活用したシェアビジネスは今後も増えていく」と見通しを示した上で、「スマートロックにブロックチェーンによる支払い機能をつけることで、ロックひとつで空間ビジネスをスタートできる」と話した。
具体的には事業者向けに展開される「KEYVOX Pro」と「KEYVOX Enterprise」が主になる。前者は空間運営型ビジネス全般に適し、月額1500円からロック管理はもちろん、在庫管理やOTA連携などのバックエンドサービス、物件リスティングや予約・支払いといったモバイルアプリサービスが受けられる。後者はさらにブランディングサービスも受けることができる。
記者会見では導入予定施設も発表。6月開業の「REYADO九段下」、また10月開業の「Yoloホテル大阪」への導入を予定している。また日本だけでなく中国でも一部商品を販売していくという。
岡本氏は「提携企業と連携で、QR決済サービスや公共ロッカーの開発も勧めていく」と話した。
進むスマートロックの認知。ブロックチェーンを活用したスマートロックは果たして、どれほどのシェアを握っていけるだろうか。