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福島5丁目・7丁目共同開発計画 15日に竣工
2019.04.22 11:58
ビルと高架下の間に「ふくまる通り57」誕生
阪神電気鉄道(大阪市福島区)と西日本旅客鉄道(大阪市北区、JR西日本)が大阪市福島区で実施している「福島5丁目・7丁目共同開発計画」において、ホテルと商業施設が入居する複合ビルが今月15日に竣工した。5月15日に開業する。
施設は延床面積1万1105㎡、敷地面積2584㎡、地上12階建ての複合ビル。
建物とJR大阪環状線の間の通りは「ふくまる通り57」と命名。JR高架下の店舗と一体となった通りづくりを行い、周辺地域に賑わいをもたらす。通りにテーブルや椅子を設置する等、屋外での飲食営業も行う。
「ふくまる通り57」という名称には、同施設とJR大阪環状線高架下、「今までの福島」と「新しい福島」、「地域の人」と「訪れた人」などをつなぎ、たくさんの「福」が溢れるような通りにという思いが込められており、5と7は大阪市福島区福島5丁目と7丁目に位置することを示す。またこの場所が阪神電鉄、JR西日本の旧線路敷であったことから、建物や通りの各所に歴史を想起させるモチーフを設ける。
出店テナントは、客室数254室の「ホテル阪神アネックス大阪」、ホテルゾーン1階には十割蕎麦を提供する「蕎麦酒房 ふくまる」が出店する。「ふくまる通り57」に面したキッチン&マーケットでは南欧をイメージした4つのバル&カフェコーナーを設置。1~2階のスーパーマーケットでは新鮮な食材、美容や健康に向けたフードや美味しいデリを用意する。
3階はクリニックモールとして、小児科・アレルギー科、腎・泌尿器科、消化器内視鏡クリニックの3院が入居する。
開業日の5月15日には通り開きイベントを実施するほか、4月26日公開予定のホームページでも合わせて情報を発信する。