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三井不動産がMaaS企業と提携・出資

2019.05.07 15:17

 三井不動産(東京都中央区)は、のプラットフォーム「Whim(ウィム)」を展開するMaaS Global(ヘルシンキ)とMaaSの実用化に向けた協業について契約を締結。MaaS Globalへの出資を行った。今後、両社にて2019年内に首都圏において交通事業者等と連携した実証実験を開始するとともに、サービス化に向けた今後の取り組みを加速させるとしている。
 MaaSとはMobility as a Serviceの略で、マイカー以外の交通を一つの移動手段ととらえ、ルート検索や予約、決済なども一環して行える仕組み。
 三井不動産では長期経営方針「VISION 2025」を掲げ、「テクノロジーを活用し、不動産業そのものをイノベーション」することを全社の重要施策と位置付ける。ビル、商業、住宅、ホテル、ロジスティクスなど同社の街づくりにおける幅広い事業領域と、MaaS Globalが展開してきたMaaS事業の知見を生かし連携強化を図ると共に、交通体験に限らず、街に住む人・働く人の生活を快適にする街づくり視点でのMaaSの実用化に取り組む。




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