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虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事業 名称は「東京虎ノ門グローバルスクエア」に

2019.05.20 12:06

 虎ノ門駅前地区市街地再開発組合(東京都港区)が計画を進めている「虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事業(国家戦略都市計画建築物等整備事業)」の施設建築物の名称が「東京虎ノ門グローバルスクエア」に決定した。名称には、国際都市東京・虎ノ門において「人々が集まり、交流し、グローバルに発展・成長を遂げる拠点にしたい」という想いが込められている。
 施設は、延べ面積約4万7273㎡、敷地面積約2782㎡、地下3階・地上24階、88台収容可能な駐車場と45台を収容可能な駐輪場を備えるオフィスビルを計画。
 ビルが位置する虎ノ門エリアは、桜田通り・外堀通り・新虎通り・六本木通り・外苑東通りなどの幹線道路や、「虎ノ門」、「霞ケ関」、「溜池山王」、「神谷町」、「内幸町」、「新橋」などの主要駅が近接する交通利便性に優れた立地特性。中央官庁街に至近のビジネス街として発展し、近年は都心部と臨海部を結ぶ環状第2号線の開通により臨海部や国際空港へのアクセス性が向上。2020年には日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅も完成するなど、さらに高次の都市機能集積が期待されるエリアとなっている。
 今後も発展が期待される虎ノ門エリアの中心で施行する同事業においては、銀座線「虎ノ門」駅への直結(プラットホームの拡幅及び地下・地上駅前広場の整備)及び地下歩行者通路との接続を実現することにより、駅及び歩行者動線の機能拡充や街のにぎわいの創出、帰宅困難者一時滞在施設・非常用電源設備・防災備蓄倉庫等の災害インフラ整備による高度な防災都市づくりへの貢献等、虎ノ門エリアにおける「更なる国際ビジネス拠点としての機能強化の実現」を目指す。 
 なお同事業の地権者は、森村不動産(東京都千代田区)、不二屋ビルデング(東京都港区)、日本土地建物(東京都千代田区)、住友不動産(東京都新宿区)、野村不動産(東京都新宿区)の5社。参加組合員として野村不動産、東京地下鉄(東京都台東区)の2社が参画している。
 竣工予定は2020年6月末日となっている。




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