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WallBank　オフィスビルの共用部分を費用ゼロで収益化

2019.06.03 17:36

　壁の貸し借りを融通する「壁銀行」のＷａｌｌＢａｎｋはオフィスビルの共用部分の広告メディア化サービスを開始した。「壁面」の空きスペースを広告メディアとして有効活用するためのシェアリングサービスだ。対象となる広告スペースはエレベータ内や共用トイレ等となり、これまで価値を生み出さなかった壁面に経済的価値を付与して、新たな収益獲得の機会を提供する。
　サービスの特長としては、費用ゼロでオフィスビルの資産価値向上ができること、また工事も不要といった手軽さ、そして入居テナントにあった広告内容で利便性向上にもつながることなどが挙げられる。登録料や契約料などの費用は不要で、広告が掲示された際に収益が発生する仕組み。また紙の広告掲示を対象としているため、機器の設置や工事などは発生しない。オフィスビル側が広告内容を諾否できるため、オフィスビルの景観を損ねる、あるいは入居テナントと合わない広告が掲示されるリスクはない。
　同社ではサービスを通じて建物の修繕費不足や効果の薄いチラシ広告による紙の無駄などの社会課題改善に取り組んできた。アパート・マンションでの実績をもとにビル業界でもサービスの普及を図っていく。