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三菱地所グループ 暑い夏を乗り切る試み共水浄化設備活用の「ドライ型ミスト」を設置

2019.06.17 18:20

 大手町・丸の内・有楽町ドライ型ミスト実行委員会、三菱地所(東京都千代田区)、三菱地所プロパティマネジメント(東京都千代田区)は、東京の大手町・丸の内・有楽町地区(丸の内エリア)で、6月13日~8月31日の計80日間、環境に配慮しながら暑さへの対策を講じることを目的として「ドライ型ミスト」を設置し提供する。三菱地所グループとして同エリア一帯に設置するのは初めて。
 ドライ型ミストは、井水を活用した総延長927mの設備。わずかなエネルギーで微細な霧を発生させ、その気化熱により周辺外気を冷却する技術を採用。2018年度の実証実験時には、同装置の設置で2~3度の体感温度低下の実績が確認されている。
 今回、昨年の実証実験での検証結果を踏まえ、実施範囲を前回の「丸の内ビル」及び「丸の内パークビル」前歩道(各約100m)から丸の内仲通り沿いの街路樹や東京国際フォーラム(対象物件14棟)まで拡張する。
 装置から噴射するミスト用の水源は、渇水が懸念される夏場であることを考慮し、丸の内の地下100m以上から汲み上げる井戸水を飲料水の基準までろ過した上で活用する。
 今回活用する井水を飲料化するシステムは、非常用電源においても稼働させることが可能で、災害・断水時における飲料水の確保やBCPにも寄与する。対象ビルは「丸の内ビル」、「丸の内パークビル」、「新東京ビル」、「国際ビル」、「新国際ビル」の5棟。
 ドライ型ミストの運転時間は、期間中午前10時から午後5時まで毎日。気温、湿度等一定の気象条件が整った時のみ自動運転する。




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