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建替えは86年ぶり 大阪のランドマーク「大丸心斎橋店」9月20日に本館グランドオープン
2019.06.17 18:10
大阪・心斎橋で約300年の歴史を持つ「大丸心斎橋店」が、86年ぶりとなる本館建替えにより、2019年9月20日に「大丸心斎橋店 本館」としてグランドオープンする。個性溢れる専門店が計370店舗(6月11日現在)が出店し、関西初の新業態の店舗や最前線スポットが集結する心斎橋エリアのランドマークとして生まれ変わる。
ストアコンセプトは、「Delight the World『世界が憧れる、心斎橋へ』」。訪れる人すべてが輝く「物語の舞台」を想定し、ここでしか出会うことのできない驚き、発見、高揚、予感が生まれる「百貨店の進化形」を目指しているという。
また、全館で100%再生可能エネルギーを活用。新たに設けられる屋上スペースでは積極的な緑化&養蜂活動も行う。さらには、ショップの協力を得て館内物流の一括管理を行い、納品作業時間の削減、搬出入の混雑を解消。環境配慮型包装資材の利用推進やエコフ活動による衣料品回収BOXの常設化、関連イベントの推進など、低炭素・循環型社会への取り組みも強化する。
心斎橋は広々とした御堂筋や、週末の歩行者数約15万人を誇る心斎橋筋商店街を有し、周辺にはアメリカ村や南船場・堀江などの特徴的街区を持つ世界有数の商業集積地であり、日本有数のインバウンド顧客の吸引力も併せ持つ。こうした強みを活かし、この街に存続してきた300年の歴史を大切にしながら、「世界と未来にむけて進化する百貨店」として大きな可能性を開花させようとしている。
なお2021年春には隣接する北館がグランドオープンする予定。低層部にはPARCOが入居し、高層部は専門店街となる予定だ。