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鹿島 若手技能者の育成に助成金
2019.06.17 17:59
協力会社と若手育成で連携 「次世代の担い手」に寄与
鹿島(東京都港区)は、同社の協力会社組織である「鹿島事業協同組合」と連携し、組合員各社を対象に「若手技能者の採用や育成に資する活動に対する助成事業」を創設、このほど第1回の助成対象5件を選定した。
この助成事業は建設産業の将来を担う若年層の技術者・技能労働者を確保することを目的に、人材確保・育成等に力を注ぐ組合員各社の先駆的な取組みに対して、その費用の全額または一部を補助するというもの。建設業が直面している「次世代の担い手確保」という課題に対応した。
助成の対象となる活動は、新規採用に関する取り組みだけでなく、働き方改革などの処遇改善に向けた取り組みや、現場の生産性向上に資する技術の開発までを含めた。
今回助成対象に選ばれたのは「建築技術の蓄積と安全データの動画配信サイトの設立・運営による多能工化推進」や「若手技能者の採用・定着育に向けた取り組み」など。
選定した5件は、職種や地域等の面からも、普及や水平展開に向けた有効なモデルケースとなることが期待されている。