週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

恵比寿ガーデンプレイスに新複合施設「ポータルポイント恵比寿」今秋オープン

2019.08.13 18:34

仮眠室付きシェアオフィスを軸にカフェアや交流施設など
 スタートアップ向けクリエイティブオフィスを都内で48棟手掛けるリアルゲイト(東京都港区)は、恵比寿ガーデンプレイス内グラススクエア地下1階に、複合施設「PORTAL POINT -Ebisu-(ポータルポイント恵比寿)」を今秋オープンする。
 同施設は「新しいライフスタイルの創造と地域コミュニティ活性化の促進」を目的とした、恵比寿ガーデンプレイスのオフィス入居者や地域住民、近隣のワーカーも利用できる複合施設。仕事の効率化に効果があるとされる仮眠室を併設したシェアオフィスを中心に、地域住民や来街者も利用できるカフェ、イベントスペース、ポップアップストアで構成。生活とビジネス圏が近い恵比寿ならではの魅力を生かしたワークスタイルを提供するとともに、地域活性化と新たなコミュニティ創出に貢献する。
 施設は約460坪。約17~76㎡の9区画から構成されるオフィスは、窓に面した完全個室タイプの「ショールームオフィス」と「プライベートオフィス」、プライバシーを重視しつつクリエイティブな空間を利用可能な「フリーデスクプラン」を用意する。「ショールームオフィス」は、ガラスの壁で囲まれた空間に独自の空間を創り上げることができ、店舗兼事務所として利用可能だ。プライベートオフィスは完全個室タイプで、事業スタイルに合わせて自由に使え、電気・空調設備、インターネット完備で入居後すぐにビジネスを開始できる。
 フリーデスクプランは1名から利用可能。専用の空間を確保しつつ施設入居者用の設備も利用でき、法人の住所登記・ポストも利用可能となっている。
 共用のコミュニティラウンジは、施設の中心に位置する約320㎡の空間。8・6mの吹き抜けはガラス張り天井で開放感があり、イベントも開催できる。入居者のみならず周辺ワーカーや地域住民との「交流」の場所として利用可能だ。さらに、インテリアにこだわったというプレミアムラウンジ、8名まで利用できる2つの会議室も入居者専用として用意。ミーティングやプレゼンテーションなど様々な用途で使うことができる。またコンシェルジュが常駐し、施設入居者のビジネスをサポートする。
 施設の特徴でもある仮眠室は、「スタンフォード式最高の睡眠」の著者で、スタンフォード大学睡眠生体リズム研究所所長の西野精治氏が監修して開発された仮眠室、「Brain Power Nap(ブレインパワーナップ)」を国内で初めて設置。くつろぎの空間に最新IoTデバイスを設置し、仕事の能率アップや睡眠不足解消をサポートする。
 カフェやポップアップスペースも併設され、複合施設として新しい可能性を拓く。




週刊不動産経営編集部  YouTube