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自分で賃料交渉をしているオーナー向け より高い賃料を得るための賃料改定交渉ファイル
2019.08.19 14:40
リアルエステート・アドバイザーズ(東京都千代田区)は、この度、従来の「賃料改定準備キット」に、賃料改定の作戦を考えるひな形とテナント提示用のひな形を加えた「賃料改定交渉ファイル」の提供を開始した。
同じようなビルでも、賃料収入に大きな違いがある。その原因は、建物のデザインや性能の違いではなく、賃料交渉の結果ということもある。
周辺のビルの募集賃料を調べて賃料を提示するだけのオーナーと、作戦をねり、テナントが理解しやすい資料を作成し提示するオーナーとでは、どちらが、より希望に近い賃料が得られるだろうか。
本紙でコラム「繁盛するビル経営の勘所」を連載している釜口浩一氏が代表のリアルエステート・アドバイザーズは、これまで、改定賃料の額を検討するシートとその使い方の説明動画等を「賃料改定準備キット」として提供していた。
この度、これに、テナントに応じた作戦を考えるためのA4版1枚のひな形(記載例付き)と、グラフや表を組み入れて説明力を高めたテナントへの提示資料のひな形(記載例付き)を追加して、「賃料改定交渉ファイル」にバージョンアップを行った。
ビルの賃料収入を維持・増加させるには、リニューアルなどの工事も有効だが、多額の支出が発生する。費用対効果を考えると、まずは、このファイルを使って、1%でも多く、賃料が増加するように取り組んではいかがだろうか。
ファイルの内容の説明と申込みは、同社のサービスサイトhttp://sssb.jp/にて。提供価格は、現在は据え置かれている。