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「WAW日本橋」日鉄日本橋ビルに9月30日オープン

2019.08.26 14:42

日鉄興和不動産がシェアオフィス事業に進出
 日鉄興和不動産(東京都港区)は、4月に施行された働き方改革関連法案等を背景に増大する「多様な働き方」ニーズへの対応、また、増加傾向にある新しい「借り方」の需要を取り込み、将来の事業領域拡大を狙いとしてシェアオフィス事業に参入する。
 シェアオフィスのシリーズ名称は「WAW(ワウ)」。9月30日にはその第1弾として、今年3月に竣工した「日鉄日本橋ビル」3階に、会員制シェアオフィス「WAW日本橋」をオープンする。
 「WAW日本橋」は、全ての会員およびゲストが利用できるオープンエリアと、セキュリティが確保されたプライベートエリアを明確に分け、フリーアドレスオフィス、スモールオフィス、会議室で構成される。プライベートエリアにも専用ラウンジを配置し、会員同士がカジュアルなコミュニケーションを通じて交流できる。
 オープンエリアのフリーアドレススペースでは、会員同士のコラボレーションを図るために多彩なイベントを企画することも可能。入居者同士のコミュニティから新たなビジネスチャンスが生まれることにもつながる。
 また、挽き立てのコーヒーや軽食の提供に加え、炭酸水サーバー等を備えたカフェテリアスペースも用意。屋上にはスカイテラスを設置し、緑化を施したウッドデッキ敷きのオープンスペースを提供。日本橋の街を一望しながらリフレッシュできる。
 交通利便性にも優れ、地下鉄「日本橋」駅とは連絡通路で直結。他に「東京」駅をはじめ4駅が徒歩圏にあり、ビジネスの拠点としても理想的だ。
 利用者用に水や食料などの災害用備蓄品を確保するとともに、停電時には非常用発電機により、一部のエリアに72時間のバックアップ電源の供給が可能。災害に備えた取り組みも怠らない。
 「WAW」とは「WORK AND WONDER」をカタチにする空間、「ワクワクする気持ち、ワクワクする空間」、「WA(和、輪)=ゼロからのつながり・広がりを築ける場所」をコンセプトとしたネーミング。
 日鉄興和不動産では「WAW=イノベーション」と捉え、WAWを生み出すベースとして、「OPENNESS=もっと人や社会と垣根なくつながれる場」、「WELLNESS=もっと健康を大切にできる場」をテーマに、ハード・ソフト両面からアプローチし、空間・サービスを提供していく。




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