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新ジャンルの滞在施設「ナインアワーズ水道橋」12月1日開業
2019.09.30 17:51
ナインアワーズ(東京都千代田区)は、同社の新カテゴリーブランドである「ナインアワーズ水道橋」を12月1日に開業する。首都圏では8店舗目、全国では13店舗目となるが、昭和リース(東京都文京区)との間で締結した新規出店ファイナンス支援の業務提携スキーム「ナインアワーズプロパティファンド」の第1号案件としても注目されている。
「ナインアワーズ」では、出張や旅行に限らず、残業などで宿泊する顧客もターゲットとしている。顧客の基本行動である1h(汗を洗い流す)+7h(眠る)+1h(身支度)の3つを時間に置き換え「ナインアワーズ」と名付けた。このシンプルな概念で、都市生活にジャストフィットする宿泊機能と、新しい滞在価値の提供を目指している。
地上8階建て、客室数160室(男性8室/女性80室)となるが、仮眠やシャワーのみでも24時間利用可能。最寄りのJR「水道橋」駅西口からは徒歩2分と、利便性の高いロケーションも魅力だ。建物上部のワンフロアを抜き取るようにつくり出された空間は、360°都心の眺めを取り込むラウンジとなり、街とダイレクトにつながる感覚で滞在することができる。1階には、福岡を拠点に自家焙煎のスペシャルティコーヒーを提供する「REC COFFEE」が都内1号店を出店。確かな技術とホスピタリティを持つバリスタが好みに適したコーヒーを提案し、専属のパティシエが丁寧に作り上げたオリジナルの焼き菓子を提供する。
宿泊、仮眠、シャワーでリフレッシュし、ラウンジやカフェでくつろぐ。その時々の自己のニーズに合わせて滞在できる新しいジャンルの滞在施設として、今後の展開も期待される。