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日鉄興和不動産 ミャンマーでサービスアパートメント着工 日系企業駐在員ターゲットに232戸
2019.10.07 15:02
日鉄興和不動産(東京都港区)は、9月28日、かねてよりミャンマー連邦共和国ヤンゴン市において開発を進めてきたサービスアパートメント「ザ・ゴールデン・テラス」の起工式を現地で執り行い、10月より建築工事に着手した。
同事業は、ミャンマー工業省がヤンゴン市中央部タムウェ郡区に所有する約5900㎡の土地に、現地法人のNSKRE Residenceが、単身駐在員をメインターゲットとしたサービスアパートメントを建設するもの。総事業費は約8000万米ドル(約90億円)、2021年11月の竣工を予定している。
「ザ・ゴールデン・テラス」は、地上12階地下1階建てで、総戸数は232戸。室内はベッドルームを中心に、コンパクトながらも日本的な使い勝手の良い間取りや設備を備えている。共用施設としてプールやジム、小型店舗などに加え、日本各地の日本酒が楽しめる日本食レストラン、ゴルフシミュレータールームなども併設。現地の医療施設とも提携し、もしもの時にも安心の医療サービスを提供する。
同プロジェクトでは、設計会社、内装デザイナー、施工会社に経験豊富な日系企業を起用。ミャンマーで活躍する日系企業の駐在員が安心・安全で快適な生活を送ることができるよう、「ジャパン・クオリティ」を兼ね備えた住環境の整備を行う。日鉄興和不動産は、同事業を通じミャンマーの一層の経済発展に貢献したいとしている。