週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
西武ホールディングス 台湾・桃園市で水族館の開発 海外への水族館輸出は日本初
2019.10.28 14:14
西武ホールディングス傘下の横浜八景島(横浜市金沢区)が台湾桃園市の大規模開発エリア「高速鉄路桃園駅特定区産業専用区」で開発中の水族館の名称が「Xpark」(エックスパーク)に決定した。開業は2020年夏の予定。
桃園での水族館事業は、日本国内の水族館事業会社としては初の海外直営事業。西武グループとしても初の試みで、今後のグループの海外戦略および企業価値向上へも繋げていきたいとしている。
「Xpark」が目指すのは、「新しいカタチの学びと感動」。ただ楽しむ、ただ学ぶのではなく「楽しみを通して学びにも繋がる」感動体験を提供する施設。未知を表す「X(エックス)」に、集い楽しむ場所としての「park(パーク)」という言葉を合わせ、「Xpark」という施設名称が誕生した。
施設コンセプトは、「現実と非現実が交錯する、少し不思議なもう一つの地球」。地球上のさまざまな場所で暮らす生きものたちの環境を、最先端テクノロジーを駆使してリアルに再現する。気温や湿度、匂いや音までが緻密に計算され、天井から床、水槽にまで映像演出が施された360度の圧倒的な空間になるという。併せて、環境変化に適応しながら進化してきた生きものたちの不思議を、あらゆる角度から魅力的に引き立たせるための展示演出も採用。人間の「知ることへの欲求と喜び」を満たす施設をめざす。