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元ソニーの出井氏、「エレビ」の顧問に

2019.10.28 14:00

　エレベーターおよびエレベーターホール向けにスマートディスプレイを無料で設置し、広告配信事業を行う東京（東京都千代田区）は、元ソニー会長の出井伸之氏を顧問に迎えたと発表した。
　同社は前述のエレベーターおよびエレベーターホール向け「東京エレビシリーズ」の販売が好調。ソニーで数多くの新規事業を成功に導いてきた出井氏の経営知識や経験からアドバイスを受け、ブランディング強化、事業拡大に必要な人員確保のための採用強化、市場を牽引するリーダーとしての戦略構築に注力するとしている。
　出井氏は「事業内容が興味深かったのはもちろん、優秀な学生たちが不動産という伝統的かつ保守的な業界にイノベーションを起こそうと努力している姿に感銘を受けた。日本ではまだ確立されていないエレベーター広告という分野に向かっていく挑戦者たちを応援したいという気持ちと、培ってきた知見や資産を生かし、サポートしていきたい」などと述べている。
　「東京エレビシリーズ」は、エレベーター内に無料で防犯カメラやディスプレイを設置するサービス。防犯カメラ機能、快適性向上のための番組放映機能、従来張り紙で告知していた情報の掲示板としての機能の３つの機能を独自開発の並列処理アルゴリズムにより提供する。