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ITOKI TOKYO XORK ABWコンサルティングサービス提供開始
2019.11.05 16:10
オフィス家具メーカーのイトーキ(東京都中央区)は、今月5日から4日間にわたり、「ITOKI PRESENTATION130」を開催する。これに先立ち、1日に行われたプレス発表会では、代表取締役社長・平井嘉朗氏が挨拶に立ち、「この日本橋に新本社オフィスをかまえ1年がたちました。新しい働き方、『XORK Style』に挑戦して参りました。この1年間の成果、新たに見出された課題を皆様にお伝えしたいということが今回のプレゼンテーションのひとつの大きなテーマです。新たなソリューションや新しいプロダクトをもって、『XORK Style』進化した形をお見せしたい」と述べた。
同社は本年10月、建物の中で働くワーカーたちの健康や快適性にスポットを当てた建築・室内環境の評価システムである米国・健康建築性能評価制度「WELLBuilding Standard(WELL認証)」でゴールドレベル認証を受けた。日本橋高島屋三井ビルディングのなかの3フロアで約2200坪の広さのイトーキ本社オフィス「ITOKI TOKYO XORK」のゴールド認証は、自社ビル以外のテナントオフィスとしては日本初となる。
また、ABW(Activity Based Working=ワーカーを信頼し、自己裁量を与えることでどのように働くかを選択することができる働き方)の創始者であるワークスタイル戦略コンサルティング企業Veldhoen+Company(オランダ アムステルダム)と業務提携し、日本国内に向けたABWコンサルティングサービスの提供を開始すると発表した。
新製品の概要説明の後、展示会場の見学ツアーが行われ、「ソファワーク」を快適にするソファシステム「Pixel(ピクセル)」や、カジュアルな空間にも合わせやすい高機能オフィスチェア「nort(ノートチェア)」、つり輪やふくらはぎを伸ばすカーフストレッチボードのついた1畳分スペースの健康オフィス「piohome」、などが紹介された。