週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
成田空港が自動清掃ロボを導入
2019.11.18 15:09
成田国際空港(千葉県成田市)が、自動清掃ロボットを導入する。Avidbots社(カナダ)製「Neo」とサイバーダイン社(日本)製「MB-CL02」の2機種で、ターミナルビルの床面清掃業務に導入する。いずれも高い清掃能力を持ち、レーザーセンサー等を活用した高度な自律走行性能と正確な清掃エリア設定に優れるという。
延床面積約92万㎡にも達する成田空港のターミナル施設の衛生と美観は、清掃スタッフの手によって保たれている。東京オリンピックなどで乗降客の増加が予測されるなか、一部の業務をロボットに担わせることで清掃業務を再構築。熟練スタッフは、スキルが必要な作業に専念することで全体の質を向上させたい考えだ。
またロボット活用を「顧客に見せる清掃」と位置づけ、清掃スタッフが「ロボットオペレーター」として新たな役割を担うことを想定。それによって可能となる新たな清掃業務の姿を成田空港から発信していく。