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高島屋東別館リノベーション完了 「シタディーンなんば大阪」オープン
2019.11.25 11:25
これまで日本のホテルで少ないと言われてきた、中長期の宿泊に適した滞在型ホテル。そのなかで今回、高島屋はアスコットのサービスレジデンスブランド「シタディーン」をメーンテナントとして誘致して、「シタディーンなんば大阪」を2020年1月にオープンさせることを発表した。これは高島屋東別館をリノベーションして行うもの。訪日観光客が継続的に増加するなかで、大阪エリアも数は年々増加してホテルへの期待は高い。今回の事例は大阪ホテル市況の更なる活性化につながりそうだ。
高島屋(大阪市中央区)は、高島屋東別館(大阪市浪速区)のリノベーション工事を完了し、サービスレジデンス(滞在型ホテル)「シタディーンなんば大阪」が2020年1月18日開業すると発表した。
同社は保有資産の有効活用に向けて、資料館や事務別館として利用してきた高島屋東別館のリノベーション計画を進めてきた。訪日外国人に人気の黒門市場を擁する浪速区日本橋エリアという立地を生かし、アジア最大規模の不動産会社キャピタランド社傘下にあり、サービスレジデンスを世界展開するアスコット社のブランド「シタディーン」をメインテナントとして誘致。賃貸面積をこれまでの約4倍の1・8万㎡に拡大し、館全体の収益性を高めるとともに、シタディーンなんば大阪から高島屋大阪店への来店促進を積極的に行い、インバウンド対策も強化していくという。
オープンに先立って、高島屋企画本部賃料管理室長・津積誠氏とアスコットジャパン代表取締役のタン・ライ・セン氏が会見を行った。
「今まではほぼ自社使用であったが、5年ほど前から検討を始めた。その頃はインバウンドもまだ多くなく、この5年間で大阪は大きく変貌したと思う。資料館についても、後世にしっかり伝えられるような設備、お客様にも楽しんで頂けるよう、全面的に刷新しました」(津積氏)。