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三菱地所 タイのアウトレットモール事業に参画
2019.12.02 11:34
住宅・オフィスに続き商業施設に参入
三菱地所(東京都千代田区)は、タイ国内の小売り最大手であるCentral Group(セントラルグループ)100%子会社の商業デベロッパー、Central Pattana Public(セントラルパタナパブリック、CPN)が開発したアウトレットモール、「Central Village(セントラルビレッジ)」の第一期事業へ資本参画した。三菱地所グループはタイ国内で住宅・オフィス事業を推進しているが、アウトレットモール事業への参画は今回が初。
セントラルビレッジの立地は、首都バンコクの玄関口であるスワンナプーム国際空港から車で約10分、都心部からも約45分と交通利便性に優れる。アウトレットモールとしての利便性・集客力を兼ね備えたエリアに位置し、今年8月31日にグランドオープンを迎えた。およそ11万2960㎡の敷地に約150店舗からなる延床面積約4万㎡のモールを構え、併設ホテルの開業も予定。今後さらなる賑わいの創出が期待されている。今後、増床・拡張が予定されており、世界的に知名度のあるラグジュアリーブランドはもちろんのこと、ローカルブランドや飲食店舗等も充実させていく計画という。
三菱地所グループは日本国内で都心型・郊外型含め様々な商業施設の開発・運営を行ってきたが、本事業においては、CPNのタイ小売市場におけるノウハウと、三菱地所グループが日本で培った商業施設および街づくりのノウハウを融合させ、今後の増床や拡張にも協力していく。
タイをはじめとした東南アジア諸国では、経済成長を背景に人口増・収入増・消費増が進み、世界各国からの旅行客も増加している。三菱地所グループは、既に取り組んでいる住宅・オフィス事業に加え、商業施設事業も有望なマーケットと判断。この参画を契機に、より積極的な展開を目指す考えだ。