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ボルテックス ワーカーのための環境を整えた「セットアップ・オフィス」をオープン

2019.12.16 16:15

賃貸フロアの内装をトータルでコーディネート
 「区分所有オフィス」を主軸に資産形成コンサルティングを行うボルテックス(東京都千代田区)が、自社保有ビル「VORT浜松町2.」8階フロアの内装をトータルでコーディネート。「デザインワークオフィス」として貸し出す。
 「デザインワークオフィス」を開始する物件は、ボルテックスの「区分所有オフィス」ブランドに該当する「VORT浜松町2.」。都営浅草線・大江戸線「大門」駅から徒歩3分、またJR山手線・京浜東北線・東京モノレールが利用できる「浜松町」駅や都営三田線「御成門」駅からは徒歩6分という好立地に位置する。その8階フロア丸々をトータルでコーディネート。昨年11月には「クリエイティブ・ガーデン・オフィス」をテーマに、同ビルの4階フロアをクリエイティブな業種のワーカーが集中力を持続できる環境を整えた。また「セットアップ・オフィス」としてブランド化し貸し出すことで、同フロアを借りるテナントの手間やコスト圧縮、入居までの時間短縮、従業員のモチベーションアップが図れた。
 今回の「デザインワークオフィス」は「クリエイティブ・ガーデン・オフィス」に続く第二弾。同様の効果が期待でき、かつ今回は汎用性を重視したシックモダンをコンセプトとした。壁紙やカーペット、什器に至るまで厳選して内装施工したことで、リーシング効果が飛躍的に向上。内覧には多くの企業が訪れたという。
 ちなみに新規入居テナントも早々と決まり、移転に向けて動いている。企業は成長著しいIT系で、渋谷からの拡張移転となる。10~20坪程度からの移転ということもあり、このような規模の拡張移転ニーズに適したプランとなった。
 ボルテックスは事前にオフィスのデザインを施す、新しいリーシングのスタイルを更に広めていく姿勢で、第三弾は来年春に南青山で行うとのことだ。




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