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「オヘヤゴー」と「シェアクラ」が提携 一時的に荷物を預け身軽な転居を実現
2020.01.20 14:20
イタンジ(東京都港区)が提供するセルフ内見型部屋探しサイト「OHEYAGO(オヘヤゴー)」と、データサイエンスプロフェッショナルズ(東京都中央区)が提供する宅配型トランクルームサービス「sharekura(シェアクラ)」は、部屋探しの手間を減らすことでスムーズな引っ越しを後押しするため、業務提携を行った。春の転居シーズンに向けて、社会問題となる「引っ越し危機」の解消への一助となるべく、スムーズで身軽な引っ越しを提案するという。
「ネット検索で見つけた部屋が既に埋まっていた」、「不動産会社が忙しくてなかなか内見ができない」、「引越しの見積もりが高すぎた」など、春の引っ越しシーズンにおけるトラブルは近年増加傾向にあるといわれている。さらに昨年春には引っ越しコストが過去最高を記録したとされており、「引越し危機」が社会問題として認識されつつある。
両社は同様の課題が想定される本年の春に向け、提携することで課題解決に向けて取り組む。イタンジの「オヘヤゴー」は、部屋の内見から申し込みまで、スマホ1つで即日中に完結する新たな住まい探しを提供するサービス。データサイエンスプロフェッショナルズの宅配型トランクルームサービス「シェアクラ」は、月額保管料1箱100円からの宅配型トランクルームサービスで、オフシーズンの荷物を預ける外部倉庫としての活用が進んでいる。今回、両サービスが提携することにより、引っ越し時の負担を減らしてスムーズな転居を実現するだけでなく、物量を減らすことで引っ越し先の部屋の選択肢を広げ、部屋面積を妥協しがちな都心暮らしでも理想の暮らしを実現することを後押しする。
これにより、春の転居繁忙期でも、入居希望者は自身の都合で希望する部屋をスムーズに内見したり申し込んだりすることができ、シーズン外の衣料品や家電などすぐに使用しない荷物を預けることで身軽な引っ越しが可能になるという。