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パナソニック産機システムズ ガスヒートポンプエアコンに次世代型 小型・軽量化と省エネを両立
2020.02.10 15:02
パナソニック産機システムズ(東京都墨田区)は、節電と省エネ性を両立するガス冷暖房システムである超高効率ガスヒートポンプエアコンT形「GHP XAIR(エグゼア)2.」の次世代機として、年間運転効率をさらに向上させたU形「GHP XAIR(エグゼア)3.」を開発し、4月初旬から順次販売する。
同製品は小型化、効率化した3枚翼ファンの採用や、空気熱交換器の容量アップにより、従来機と比べて年間運転効率を約10%向上した。また16馬力モデルの室外機には新エンジン・コンプレッサーを搭載、30馬力モデルの室外機には新サブクール回路を採用するなどして、年間運転効率の向上に寄与している。
さらに、年々高まるリニューアル需要や既築建物への導入に対する対応性を増すため、筐体のコンパクト化と軽量化を実現。室外機の奥行を120mm、メンテナンススペースを含めた設置スペースを奥行き方向で420mmずつそれぞれ削減し、必要設置面積を従来機比約17%低減したほか、機器の小型化による軽量化も推進している。特に「エグゼア3.」と同時に開発を進めたU形の低馬力機種(8~13馬力)では、業界初の500kg以下を実現している。
同製品ではガスヒートポンプエアコン本来の強みである暖房能力を増強した。特に寒冷地で重要な指標となる低外気温時の暖房能力について、従来機比約5~8%の増強を行った。25馬力、30馬力の室外機において、また3WAY(冷暖フリー)の機種については、30馬力室外機を新規ラインアップし、ホテルの客室等での使用を見据えて室内機の接続台数を拡大するなど、設計自由度を向上させた。
このほか、遠隔監視システムからの室外機ソフトウェアバージョンアップに対応する等、メンテナンス性においても使い勝手を向上している。
同製品は事務所ビル、商業施設、学校、病院、工場など幅広く利用できる。同社は、今後もさらなる効率と省エネ性を追求し、同製品を中心にガスヒートポンプエアコンのパイオニアとして需要の拡大を図るとしている。