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H1Oシリーズ第2弾、西新宿にオープン「PMO西新宿」内に
2020.03.16 12:13
野村不動産(東京都新宿区)は、従業員10名未満の小規模オフィスマーケットのニーズに対応した新しいオフィスビルブランド「H1O(エイチワンオー)」の第二弾として、「H1O 西新宿」を今月6日にオープンした。
従業員10名未満の企業は全国で30万社以上あり、全企業の約8割を占めているとされている。そんな企業がフレキシブルかつ快適に活用できるオフィスは、需要が高まる一方で、供給不足の現状があるという。
同オフィスでは人が集まる場所でのウイルス感染予防を目的に、エネフォレスト(大分県大分市)の空気殺菌装置「エアロシールド」を初めて導入する。「エアロシールド」は紫外線(UV-C)のチカラで空気中に浮遊している菌やウイルスを不活化させることを目的として開発された製品で、人がいる空間で使用可能であることが大きな特長。同オフィスは「エアロシールド」を施設のインフラとして整備することで、毎日を健やかに過ごすことができるオフィス環境を提供する。
また、パーク・コーポレーション(東京都港区)parkERs(パーカーズ)と共に「バイオフィリックデザイン」の思想に基づく「人と自然の調和(循環)による空間デザイン」を協創した。そして同オフィスは、都市で働くオフィスワーカーが身近に植物や自然と触れ、心地よいと感じる「公園」の要素、植物や水の波紋、せせらぎの音、木漏れ日や草木のにおい、石の触感などをデザインに取り入れ、働きながら五感で「公園のような心地よさ」を感じられる豊かな空間になった。その結果、自分の働き方や業務内容に応じて心地よく、効率的に働ける空間を自分で選び、カスタマイズすることが可能になった。
「H1O 西新宿」は同社が展開するミッドサイズオフィスビル「PMO西新宿」の3~6階を占める。最小区画は2坪、最大は約35坪とし、共用会議室も6室備える。
「H1O(エイチワンオー)」シリーズ共通機能として、個室空間は専有契約でプライバシーやセキュリティを確保でき、間仕切り壁撤去が可能な拡張性にも優れた設計となっている。作業や打ち合わせ、リフレッシュなど様々な用途で、24時間365日利用可能な共用ラウンジも提供されている。共用ラウンジではコーヒーマシン、オフィスコンビニなどの各種アメニティサービスや健康を意識したヘルシーフードの無料提供も行っている。
来客の取次ぎ、会議室への案内、ティーサーブ、不在時の宅配物受取に対応する有人レセプションサービスも用意されている。