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SQUEEZE 新型コロナ感染拡大を受け 宿泊施設や民泊の居室をワークプレイスとして提供

2020.03.23 16:29

 SQUEEZE(東京都港区)は、東京都内、大阪市内、福岡市内で運営するホテルや民泊等の宿泊施設を、法人向けに社員・グループ等のテレワーク、リモートワークが可能なレジデンス型モバイルオフィスとして提供する。
 昨今、新型コロナウイルスの影響で多くの企業が「テレワーク」や「リモートワーク」を推進し始めている。多くの会社員が会社以外での執務を余儀なくされているが、自宅ではWi-Fiをはじめテレワークに適した諸条件の整備が整っていない、仕事に集中できないなど、生産性に影響が出ているという声も挙がりつつある。
 こうした状況を受け、同社ではテレワークに適した環境を法人向けに提供するプランを開始した。1日(泊)から利用できるホテルでテレワーク企画「テレワークデイリー応援プラン」と「テレワーク・ウィークリー応援プラン」の2プランとなる。無料で高速Wi-Fiが使え、通常のホテルの倍以上広い部屋にリビングとベッドも備えている。キッチンには簡単な料理ができる備品があり、トイレ・バスルームも各部屋に完備。さらに、コロナウイルスの感染リスクを最小限に抑えられように、ICT(チェックインシステム・スマートロック)を活用したセルフチェックインが可能。完全非対面で利用できる。
 社内のテレワーク推奨、プロジェクト単位のグループ・テレワーク支援の施設として、また、社員や業務委託のためのセカンドオフィスとしてなど、利用範囲も広がると予測される。
 今後、同社は各企業のBCP(事業継続計画)の一部として提案し、災害発生時の社員の避難場所や一時的な住居、オフィスとしても活用できるメリットをアピールしていく考えだ。




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