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「取手駅ビル」が「アトレ取手」へ 地域貢献型駅ビルにリニューアル

2020.04.06 12:50

 約31年間にわたり地域の人々に親しまれてきた「JR常磐線取手駅ビル」3月26日、「アトレ取手」へ館名変更した。
 運営するアトレ(東京都渋谷区)は、リニューアル後の同ビルを「取手市の入り口にある『商業』と『地域のコミュニティハブ』が融合する地域貢献型駅ビル」と位置づける。4階には、昨年12月にオープンした芸術文化交流施設「たいけん美じゅつ場(VIVA)」があり、アートを通じた文化交流を促進する。VIVA(ビバ)は、取手市、東京芸術大学、東日本旅客鉄道東京支社、アトレの4者が協定を締結している産・官・学連携の取り組みによって生まれた。施設内にはアートギャラリーや、東京芸術大学の所蔵作品を展示する「東京芸大オープンアーカイブ」のほか、気軽にくつろげる広いスペースも設けられている。VIVAという愛称は、施設名の「たいけん美じゅつ場」から「美」と「場」を取って命名された。
 「アトレ取手」では、商業施設運営に加えVIVAを通じた地域との交流にも力を入れ、魅力的な街づくりや沿線活性化などで幅広く地域に貢献していく。




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