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名古屋ビルディング 「(仮称)名古屋ビル 東館」5月中旬に着工へ

2020.04.13 17:23

 「名古屋」駅至近に中規模オフィスビル「(仮称)名古屋ビル 東館」が5月中旬より着工する。竣工は2022年3月末。快適なオフィス環境や最新の防災設備を整え、エリアに新たな優良テナントを呼び寄せることになりそうだ。

 名古屋ビルディング(名古屋市中区)は計画中だった「(仮称)名古屋ビル 東館」を5月中旬より着工する。竣工は2022年3月末を予定している。  「名古屋」駅から徒歩6分で、地下街「ユニモール13番出口」出てすぐの立地。地下鉄桜通線「国際センター」駅からも徒歩2分となっている。地上12階地下1階の中規模オフィスビルで、「幕開け」をイメージしたドレープ(ひだ)状のデザインが印象的なつくりとなる。  延床面積は1万1335・25㎡、敷地面積1274・59㎡。基準階面積は約630㎡。縦横の木材が緩やかなカーブを描くエントランスが出迎え、オフィスフロアは最大4分割対応可能な無柱空間となっている。フロア共用部にはパントリー2カ所を設置し1カ所はコミュニケーション可能な集いの空間にアレンジ可能。また最上階にはリフレッシュスペースを設置。働きやすい環境を提供する。  防災対策にも万全を期す。地震対策として粘弾性制震ダンパーを各所に設置。加えて大規模水害対策として建物出入口に起伏式防水板を設置するほか、主要設備は屋上に設置し中央監視システム等は1階床面より3mかさ上げを行う。  2027年には東京~名古屋間で「リニア中央新幹線」が開業を予定する。それを控えたなかでの計画立ち上がり。同社代表取締役社長の赤澤由英氏は「2027年のリニア開通に向けて再整備計画が進む名古屋駅至近という立地を生かし、テナント様目線を最優先に品質の高いオフィス空間を提供していきたい」と話した。




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