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和歌山市街地最高層の20階建てビル 名称は「エイタワー」に決定
2020.04.13 17:12
四丁目再開発(和歌山県和歌山市)が推進する「和歌山都市計画友田町四丁目地区第一種市街地再開発事業」において2月27日に竣工した高層ビルの名称が「A TOWER(エイタワー)」に決定した。
同ビルは敷地面積2881㎡、延床面積2万4366㎡、鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)、地上20階。複合ビル。住宅、商業施設、病院などが入る複合ビルで、高さは約81・29mと和歌山市街地の中で最も高い建物。立地はJR「和歌山」駅から徒歩4分の場所に所在する。
1~2階フロアには、再開発前から現地で親しまれた食品スーパーをはじめ、カフェ、調剤薬局、小児科など、棟内住民や地域住民の暮らしやすさを重視したスーパー、クリニックを中心にテナントを誘致した。開業は1階フロアが6月を予定。2階フロアは7月より順次開業予定となっている。
3~6階フロアは専有面積399㎡の「児玉病院」が和歌山市内から移転。人工透析やリハビリテーション等地域に根ざした医療を提供する。開院は5月上旬となっている。
7~20階は専有面積7288㎡、総戸数98戸の分譲マンション。先月29日より引渡しを開始した。
同ビルは、地震に対する備えを重視し、免震構造を採用。また、今後同社及び児玉病院が和歌山市と「一時滞在施設への帰宅困難者の受入に関する協定書」を締結予定で、災害時の帰宅困難者の一次受け入れ等も可能とする予定。