週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

大和リース 「ブランチ」3施設 SEGES「都市のオアシス」に認定

2020.04.20 17:02

 大和リース(大阪市中央区)が運営する複合商業施設「ブランチ仙台」(宮城県)、「ブランチ松井山手」(京都府)、「ブランチ岡山北長瀬」(岡山県)の3施設が、緑の認定制度「SEGES(社会・環境貢献緑地評価システム)」の「都市のオアシス」に認定された。
 SEGES(シージェス)とは、企業等によって創出された良好な緑地と日ごろの活動、取り組みが、地球温暖化やヒートアイランド現象の緩和、地域生態系の保全、良好な景観の保全と創出、地域社会とのコミュニティ醸成や安心・安全なまちづくり等、社会や環境に貢献していることを、第三者審査会により評価し、都市緑化機構(東京都千代田区)が認定するもの。
 SEGESでは、事業者が所有する緑地の優良な保全、創出活動を評価・認定する「そだてる緑」、開発、建築に伴う優良な緑地環境計画を評価・認定する「つくる緑」、快適で安全な都市緑地を提供する取り組みを評価・認定する「都市のオアシス」の3つのシリーズから構成されている。
 「ブランチ仙台」は、東日本大震災を契機に地域コミュニティへの貢献の場を意図して計画し、新たにオープンした商業施設。数多くの癒しとくつろぎの空間とセンターコートを取り囲むように店舗が配置された敷地、地域のにぎわい創出や交流を促進する各種取り組みが評価された。
 「ブランチ松井山手」は、駅と新興住宅地の中間に位置し、敷地中央に24時間開放された緑地「森庭」のある商業施設。多様なステークホルダーが緑地を利用して、マルシェや音楽、ヨガなどのライフスタイルの提供、地元自治体と連携した地域の文化振興の場として活用されていることが評価された。
 「ブランチ岡山北長瀬」は、岡山操車場跡地において、「まちと共創するパークサイド・リビング」をコンセプトに整備された商業施設。敷地内には、操車場跡地を継承する景観、菜園、噴水、芝生の屋外ステージ等があり、地方中核都市の都市再整備プロジェクトとして評価された。




週刊不動産経営編集部  YouTube