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ロボットで紫外線除菌

2020.06.01 15:08

 Mira Robotics(川崎市高津区)では、接触感染の拡大防止策として紫外線除菌機能を搭載した「アバターロボット ugo(ユーゴー)」を新たに開発した。オフィスビルや商業施設内の共用部にあるドアノブやエレベーターのボタンなどに紫外線を照射し、新型コロナウィルスを除菌、半自動で施設内の感染症対策を行う。
 感染は主に飛沫感染と接触感染に分けられる。飛沫感染は、咳やくしゃみなどを吸引してしまうことによる感染で、いわゆる”3密”と呼ばれる閉鎖空間を避けることが重要だ。一方の接触感染は、ウイルスが付着している部分を触った手指から口や鼻の粘膜を経由して感染。3密を回避したとしても、ドアノブ、手すり、エレベーターのボタンや電気スイッチなど、不特定多数の人が触れやすい場所、いわゆる「ハイタッチサーフェス」を通して感染する。そのため、「ハイタッチサーフェス」を定期的に除菌することが求められている。
 「ugo」は、警備・点検・清掃といった施設内での一部業務を人と接触せずに遠隔操作で実施可能。さらに、今回開発した紫外線除菌ハンドを搭載することで、日々の巡回移動の中で定期的に除菌を行うことができる。




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