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グローバル・リンク・マネジメント IT重説の実証実験業者としての登録完了

2020.06.01 15:09

 投資用不動産を扱うグローバル・リンク・マネジメント(東京都渋谷区)は、国土交通省が不動産取引における対面原則の見直しを目的に推進する「個人を含む売買取引におけるIT重説の社会実験」の実証実験事業者として登録が決定したと発表した。これにより、同社は6月(予定)より個人向けIT重説を開始し、対面が前提とされる不動産売買手続きの非対面化およびオンライン化を目指す。
 不動産の売買取引において、現行の法令上では宅地建物取引士による対面での重要事項説明が義務付けられている。しかし、生産年齢人口の減少や社会のデジタル化の流れの中で、テレビ会議システム等を用いて重要事項を説明する「IT重説」が国土交通省により推進されている。
 同社では4月より投資用不動産オンラインセミナーを毎日開催。資金確定は非対面でのオンライン手続きが可能な金融機関を中心に対応しているが、今後は「IT重説」の実施により販売フローのオンライン化を実現する。
 緊急事態宣言が解除され、新しい生活様式の実践が求められる中、不動産売買手続きのオンライン化の需要はさらに伸びていくと予想されている。同社はIT重説およびITによる不動産ソリューションを推進し、より便利で安心な取引の活性化を目指す。




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