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大建工業 不燃木目壁パネルを新発売 公共・商業施設のニーズに対応
2020.06.08 16:39
大建工業(大阪市北区)は、基材に同社の独自素材「ダイライト」を使用することで、軽量でありながら高い不燃性・加工性を兼ね備えた不燃木目柄壁パネル「グラビオフィットUB」を8月21日より発売する。
同社は中期経営計画「GP25 2nd Stage」において、公共・商業建築分野(非住宅分野)を重点市場に掲げ、同市場へ向けた製品の開発・提案に積極的に取り組んでいる。その取り組みの一環として、不燃壁材「グラビオシリーズ」の拡充や不燃造作材「グラビオルーバーUB」の発売など、「ダイライト」を使用した製品ラインアップを強化してきた。
今回、発売する「グラビオフィットUB」もその一つ。商業施設等における壁材の新たな提案として、ダイライト基材の表面にコート紙を四方巻込むことで製品端部をシャープに仕上げるとともに、製品断面の木口化粧を施した不燃木目柄パネルを新たに製品ラインアップに加えた。
新たに発売する「グラビオフィットUB」は、オーダーされたジャストサイズでの出荷が可能なため現場でのパネル切断が不要。加えて大工工事が可能であり、施工において専門業者を必要としない。ダイライト基材はケイ酸カルシウム板基材に比べ軽量であり、現場作業者の負担も軽減する。
意匠面においても、四方の木口が化粧されており、目地テープと併用することで「目透かし仕上げ」が可能となるため、壁面の意匠表現の幅が広がるという。さらに、40種類に及ぶ木目調の豊富なカラーバリエーションに加え、巾木や見切等の専用納め部材も同色柄でラインアップ。好みに合わせた幅広い空間コーディネートが可能となる。