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「アトレ竹芝」第Ⅰ期17日オープン
2020.06.15 17:06
アトレ(東京都渋谷区)は、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言に伴い開業を延期していた「アトレ竹芝」の一部を6月17日に開業すると発表した。
「アトレ竹芝」は、東京湾岸・竹芝エリアでJR東日本(東京都渋谷区)と劇団四季(横浜市青葉区)が共同開発中の複合ビル「ウォーターズ竹芝」の低層部を占める商業施設だ。
「ウォーターズ竹芝」は約2万3000㎡の用地に、タワー棟、シアター棟、パーキングの3棟、延床面積計10万2600㎡の建物を建設する計画。タワー棟は地上26階延床面積6万2300㎡で、上層部にはラグジュアリーホテル「メズム東京、オートグラフ コレクション」、中層部はオフィスフロア。シアター棟は劇団四季専用として、1200席の「秋」、1500席の「春」の2劇場となる。
今回は第1.期開業として、タワー棟低層部の「アトレ竹芝」がオープンする。海外ビール・ワインの輸入販売や「世界のビール博物館」などの飲食施設運営を行うワールドリカーインポーターズ(東京都港区)の新業態「ブラウアターフェル」や、パリ発のオーガニックスーパー「ビオセボン」など6店舗がオープンする。
タワー棟は浜離宮恩賜庭園の緑や水辺を臨む広場に面しており、広々とした空間の中でくつろぎながらテイクアウトメニューも愉しむことができる。駅ナカではなく、初の駅ソトアトレとしても注目を集めそうだ。
第1.期開業以降、今年の秋にかけてはタワー棟およびシアター棟に新店舗が順次開業する予定。アトレでは新型コロナウイルス感染拡大防止のための様々な対策を講じ、顧客とスタッフの安全を守りながら運営していく。