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日本土地建物 中規模オフィスビルの新ブランド設立 第1弾「REVZO虎ノ門」竣工

2020.06.22 17:27

 中央日本土地建物グループの日本土地建物(東京都千代田区)は、中規模オフィスビルの新ブランド「REVZO(レブゾ)」の第1号物件「REVZO 虎ノ門」を竣工した。 「REVZO」は「『はたらく』を解き放つオフィス」をコンセプトとし、オフィスワーカーが自分らしく、いきいきと働ける環境を実現するために立ち上げた中規模オフィスブランド。ブランド名には「人と企業のはたらき方を変革<REVOLUTION>し、成長を加速する新拠点<ZONE>」という意味を込めた。オープンイノベーションオフィス「SENQ」などさまざまなワークプレイスを提供してきました実績をもとに、働き方改革の進展に伴うワークスタイルの変化やIoT技術の進展によりますます多様化が進むオフィスニーズに応えるべく展開を始める。
 「REVZO 虎ノ門」は、東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅徒歩3分。周辺の再開発が進み国際的なビジネス街として成長が続く虎ノ門エリアに誕生する。建物は敷地面積501㎡、延床面積4570㎡、地上11階地下1階。「REVZO」のコンセプトに基づき、オフィスワーカーが思いのまま自由に、心身ともに健やかに、創造的に働けるよう、「はたらく」を解き放つデザインと機能を取り入れた。
 貸室には、レイアウトや内装を自由にデザインできるスケルトン仕様を採用。ワークスタイルやニーズにあわせた空間づくりを可能とした。ゆとりある天井高に加え、開閉可能なガラス窓とバルコニーも設置。明るく風通しの良いワークプレイスを実現できる。
 最上階は共用空間とし、ラウンジ、個室の会議室を設置。プロジェクターなどの設備機器や無線LAN環境なども完備し、打合せやプレゼンテーション、休憩など多様な場面で活用できる。そのほかにもビジネスのヒントや情報、アイデア創出に役立つライブラリーも設けている。
 入り口となるエントランスには、木・石・土・植物など自然の素材を多く採用。温かく上質さを感じられる空間とした。大画面デジタルスクリーンも4面設置し、ビル内で使用しているインテリアや素材に由来する地域の風景などを投影。エントランスを利用する人に癒しを与え、創造性や好奇心を刺激する。
 同社は今回竣工した「REVZO 虎ノ門」に続き「REVZO 日本橋堀留町」の開発も進めており、都心部を中心に「REVZO」シリーズのオフィスビルを順次展開していく予定だ。




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