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カプセルホテルをワーキングブースに 3密回避、コロナ下のニーズ変化に対応

2020.06.22 17:25

 「人形町」駅前の「ホテル・ゼン・トーキョー(hotel zen tokyo)」を運営するSEN(東京都中央区)が、リモートワーカー向けに3密を回避できるカプセル型ワーキングブースの提供を6月22日から開始した。コーヒー飲み放題付きで、電源・Wi-Fi完備、シャワー無料(タオル別途料金)、ロッカー(スーツケースサイズ)も完備している。
 緊急事態宣言が解除された現在も、引き続き多くの企業がリモートワークを採用している。一方で、自宅ではなかなか仕事に集中できない、というビジネスパーソンも急増。在宅およびテレワークの新たな課題が見え始めている。
 そこで「泊まれる茶室」がコンセプトのカプセルホテル「ホテル・ゼン・トーキョー」を運営するSENは、カプセルベッドの一部を仕事場としてリデザイン。一人ひとり区切られ、換気扇とエアコン空調が完備された静かな個室空間を実現した。コワーキングスペースなどの開かれた空間とは違い、予期せぬ接触感染をすることもなく、3密を回避しながら安全に、快適に、仕事に集中することができる。新感覚のワーキングブースを「働ける茶室」としてアピールし、利用者を増やしていく考えだ。




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