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東京建物 スタートアップ支援事業を強化
2020.06.22 17:17
東京建物(東京都中央区)は15日、これまで実施してきたスタートアップ支援事業の成果を踏まえ、同事業を新たなステージへ移行させると発表した。
同社は2018年4月、「東京建物本社ビル」内にスタートアップ特化型レンタルオフィス「xBridge-Tokyo」を開設。スタートアップ支援事業を開始した。
「xBridge-Tokyo」はスタートアップ9社、ベンチャーキャピタル3社の入居者と共にスタートし、今年3月時点までに累計30社(うちスタートアップ23社)が入居した。約2年間の入居者の累計資金調達額は19億円を超え、各社とも短期間で急成長を実現している。
「東京建物本社ビル」の再開発と前述の実績を受け、「xBridge-Tokyo」は「東京」駅前に所在する「TGビルディング」に移転。新たな入居企業を募集するとともに再始動する。
スタートアップスタジオ機能については、これまでの共同事業者であるXTech(東京都中央区)およびメンターによる成長支援体制を強化するほか、新サービスとしてリモートワークに対応した郵便転送サービスも開始する。
また、同社はこの4月、スタートアップが移転をする際にかかる各種負担を軽減するべく、「内装・什器付」、「敷金1カ月」、「水光熱費込み」を特徴とするオフィス「xBridge-Tokyo Next」の第1弾を京橋に開設した。今後は八重洲・日本橋・京橋エリアに八丁堀・茅場町等の周辺エリアも加えた範囲において、10~30名程度のスタートアップを対象とした事業を展開していく予定だ。