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ウィズコロナ時代の新しいオフィスのカタチをリアルゲイトが提案「PORTAL POINT HARAJUKU」9月1日オープン
2020.07.06 16:17
働く場所をより価値のある場所へ
クリエイティブオフィスを都内で約60棟以上運営し、200件以上の企画コンサルティング実績を持つリアルゲイト(東京都渋谷区)。同社はウィズコロナ時代の新しいオフィスのカタチ「NEW STANDARD OFFICE(ニュースタンダードオフィス)」プロジェクトの第1弾として、「PORTAL POINT HARAJUKU(ポータルポイントハラジュク)」を9月1日にオープンする。
昨今オフィスワークとテレワークの併用や、安全面を考慮したオフィスの分散化・拡大といった様々なニーズが生まれている。オフィスの価値観はこれまで以上に多様化すると見られる。こうしたなかで同社が考える「NEW STANDARD OFFICE」とは、「オフィスの必要性」を見直し、これからのオフィスの在り方や空間について3つの価値を最重要項目とし、働く空間をより価値ある場所として提案するものだ。
第一の価値観は「個人の安全性や空間のデザイン性を向上し、オフィスに来たいと思える空間の設計」にすること。作業効率やデザイン面を考慮しながら、IoTデバイスを活用したウイルス対策を講じ、遊び心を取り入れつつも各個人や企業のアイデンティティを表現できる空間づくりを行う。
第二は「対面や遠隔でのコミュニケーションが円滑になる設計」とすること。温度感のある対面コミュニケーションを安全に行える空間と、WEB会議等の通信コミュニケーションが円滑に実施できる空間と設備を実現する。
第三は「多様なニーズに応えられる柔軟な契約条件とプランニング」を用意すること。契約期間の短期化などのフレキシブルな契約条件と、執務空間や集う空間を柔軟に整備するゾーニング、事業規模や利用用途に合わせられる多様なオフィスプランニングを導入する。
具体的には、「換気性能向上」、「適正な距離」、「生産性」、「非接触」、「ルール」、「衛生管理」に配慮し、コロナ禍の新しい働き方に適した設計を実施する。換気性能向上については、空気循環の良い間仕切りの採用、シーリングファンや空気清浄機を採用。適正な距離の確保においては、物理的な距離を設けた執務空間設計、混雑状況可視化等のIoTデバイスを導入する。
生産性向上のためには、フォンブースやWEB会議用ブースの設置、時間帯によって温度・光量が変化する照明の採用、働く場を自由に選べるゾーニング等を取り入れる。また、非接触を実現するためにデジタルホワイトボードや自動ドア、非接触キー等を採用。ルールとして不特定多数の出入りを制限し、ゲストWi-Fiの時間制限などで長時間滞在を抑制する等の対策を講じる。最後に、衛生管理のために除菌マット、アルコール消毒、抗菌フィルム等を設置する。
「PORTAL POINT HARAJUKU」は、鉄骨鉄筋コンクリート造、地下1階地上8階建て。築35年のビルをリノベーションした。竣工は今年8月、9月1日のオープンが待たれる。