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トーセイ、不動産のデジタル証券化に着手

2020.07.13 17:27

　トーセイ（東京都港区）グループと東海東京フィナンシャル・ホールディングス（東京都中央区）は日本の不動産のデジタル証券化、その資産を裏付けとするセキュリティ・トークン（ＳＴ、ブロックチェーン技術などにより主に株式、債券、不動産などを裏付けとしてデジタル化した証券）の発行、ならびにシンガポールのＳＴ取引所であるⅰＳＴＯＸへの上場に向けた実証実験を開始した。
　トーセイグループでは今年から不動産とデジタルトランスフォーメーション（ＤＸ）を融合させたビジネス機会の創出ならびに不動産証券化事業のさらなる拡大を図っている。２０年５月より施行された金融商品取引改正法において、不動産などの資産を裏付けとしたＳＴが金融商品取引法の対象であることが明確となった。これを受け同グループはデジタル技術を活用し、保有する不動産のデジタル証券化・発行・流通を目指す。その実証実験を東海東京フィナンシャル・ホールディングスと進めていく。
　実証実験ではブロックチェーン技術適用による不動産ファンドを海外市場に上場させる際のオペレーション、スキーム、日本およびシンガポールの法令、コストなどの検証を始めている。