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リロンライフパートナーズ 「ゼロ資金リノベ」サービス開始 準備金不要でオフィスビルのリノベーション
2020.07.20 14:44
リロンライフパートナーズ(東京都新宿区)は老朽化したビルのリノベーション工事費用を立て替える新しい仕組みを導入したサービス「ゼロ資金リノベ」を開始した。
老朽化したオフィスビルに与えられた選択肢は現状を維持するか、建て替えるか、リノベーションを行うかの3つがある。リノベーションを行なう最大のメリットは5年後を見据えた際に、賃料を下げるのではなくバリューアップ工事を行い、賃料を上げることが可能な点にある。
建て替えを行なうことでも同様の期待が出来る。しかし、準備金や諸経費が数千万、数億単位で必要なことから長期にわたる借入金返済の負担がかかる。
同サービスはリノベーションにかかる工事費用を同社が建て替え、サブリースの保証賃料から支払う仕組みにすることで資金ゼロでのサービス展開を可能にした。サブリースによる借上賃料(保証賃料)は(物件毎に査定したうえで現行賃料の100%とする。サブリース期間は保証賃料内で工事代金を完済できる5~7年程度に設定。サブリース契約終了と同時に工事代金支払い完了となる。
また、空室が多くテナント誘致が難しくなった案件は、現況ニーズに合わせた用途へと生まれ変わらせる。保証賃料内で工事代金を完済できる。