週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

阪急阪神不動産 南青山に都市型コンパクト商業施設オープン

2020.07.20 14:42

 阪急阪神不動産(大阪市北区)は、東京都港区南青山の表参道エリアにおいて商業施設の開発を進めてきたが、15日、その名称を「H-CUBE MINAMIAOYAMA(エイチキューブ南青山)」とするとともに、出店するテナントを発表した。
 「H-CUBE MINAMIAOYAMA」は、東京メトロ「表参道」駅から徒歩2分。地上2階地下1階、敷地面積487㎡、延床面積818㎡、鉄骨造/一部鉄筋コンクリート造の路面型商業施設だ。同社の頭文字「H」に建物の形状を表す「CUBE」を組み合わせた名称とした。
 地上1~2階には17日、「SKINCARE LOUNGE BY ORBIS」がオープンする。今回の新店舗は初の体験特化型施設として、正しいスキンケア方法を学びながら気軽に商品を試すことができる。また、アプリ会員限定で完全予約制のスキンケアトリートメント・ワークショップを展開するなど、さまざまなコンテンツを用意している。
 9月4日には「ブルックス ブラザーズ 表参道」がオープンを予定。今回の新店舗は地下1階から地上2階までの3層で構成され、メンズとウィメンズを取り揃える。1階部分にウィメンズ売場を設けてラインアップ強化を図るとともに、全面をガラス張りにして採光性を高めた。また、フロアごとにキーカラーを変えるなど、新しいブランドイメージを感じさせるモダンなアプローチを採用している。
 阪急阪神グループでは、「阪急阪神ホールディングスグループ 長期ビジョン2025」において首都圏での事業展開を重要な戦略の一つとして掲げている。今後も都心立地における開発・賃貸事業に取り組むことで収益基盤を強化するとともに、街の魅力が高まる施設づくりを行っていきたいとしている。




週刊不動産経営編集部  YouTube