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特殊清掃から遺品整理、リーシングまで 事故物件をワンストップでサポート
2020.07.20 14:40
近年、孤独死等の増加を背景に特殊清掃のニーズが高まっているが、トラブルも増えている。例えば、「時間経過後の臭い戻り」や「壊さなくてよい部分まで壊す過解体」といった技術不足の問題、「高額請求」や「遺品の勝手な持ち出し・売却費用の未還元」といったモラル不足の問題が多い。
NIKKEI MARKS(横浜市中区)は、事故物件総合取り扱いサイト「成仏不動産」を2019年4月にオープン。事故物件の専門家として、物件の価値向上に努めている。今回、その関連サービスとなる特殊清掃「成仏SOS」を7月10日よりスタート。「特殊清掃」に加え、関係各所への連絡や手続きの代行、供養、遺品整理、相続相談、清掃後の不動産の売却や賃貸・管理まで、事故物件処理をワンストップでサポートする。
特殊清掃が必要になった場合、電話またはメールで依頼。専門スタッフが現地で見積後、早ければ即日の清掃も可能だという。その後、同社管理のもとお祓い・供養、抗ウイルス抗菌コーティングを実施した不動産については「成仏認定書」を発行。「成仏認定書」を発行した不動産は、成仏不動産サイト内において「成仏認定書発行物件」として掲載することができる。
また、依頼者が不動産の買取りを希望する場合には、清掃費用と売却代金を相殺し手元資金0円での清掃も可能。特殊清掃においては、臭いなど人によって感じ方が変わるものも含まれているため「やり直し保証」も付いている。
同サービスは全国対応で、対象物件に制限はない。不測の事態に備え、24時間365日で対応している。