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守口市旧本庁舎等跡地活用事業 イオンとNTT都市開発が選定
2020.07.30 17:47
NTT都市開発(東京都千代田区)およびイオンタウン(千葉市美浜区)は、守口市が実施した「大阪府守口市旧本庁舎等跡地活用事業」における公募において協業で提案を実施し、優先交渉権者に選定された。これをうけ、守口市およびNTTグループは、今月17日付で基本協定書を締結した。
同公募は守口市が策定した「守口市旧本庁舎等跡地活用基本構想」に基づき、守口市の新たな魅力拠点を創出することを目的に2019年10月に実施された。NTTグループは、同公募に対し守口市における新たな顔の創出、子育てを中心とした新たなライフスタイルの発信、周辺の自然・歴史資源の活用を軸に、ヒト・モノ・コトがつながる商業・住宅の複合開発「(仮称)Link City Moriguchi」を提案した。
「(仮称)Link City Moriguchi」は敷地面積7524㎡、延床面積1万7049㎡の、住宅棟と商業棟を整備する計画。商業棟は商業敷地面積5529㎡、商業敷地面積88233㎡、地上2階建てを予定。住宅棟は住宅敷地面積1995㎡、住宅建物面積8226㎡、地上10階建てを予定している。着工予定は住宅棟、商業棟共に2022年9月。竣工は住宅棟が2024年6月、商業棟が2023年9月を予定している。
計画ではNTTグループによるICT、IoT、AI等の通信技術と、イオングループによる地域リレーション構築、防災対策等のノウハウ連携を図る。商業施設、住宅のほかに、新たなライフスタイルに即したコワーキングプレイス、街の資源へのアプローチを容易にするウォーク・ラン・サイクルカフェ、子育てを支援する事業所内保育園、市民が主役となる参加型イベントスペースなども設置予定。